レンタルDVDという若い世代のライフスタイル

今の若者は贅沢品やブランド嗜好の人は少なってきているという。なんでも若い世代での自動車離れが進んでおり、ブランド品や外で飲みに行ったりすることに興味を感じない人が多くなってきているようなのだ。いわゆる草食男子というらしいが、アウトドア派よりも、インドアなライフスタイルの方が好まれる傾向にある。

そうなってくると、消費スタイルにも変化が出てくるわけだが、必要最低限の出費に抑え、そのなかで生活を充実させることを考える人が多くなってきている。

バブルの時代とは違い、今の学生は生まれたときから失われた20年といわれる不況の環境で育ってきたわけだから、ブランド品に縁がないというよりも興味がないのかもしれない。

ただ、一方でネット環境やライフスタイルにおける利便性については、ここ20年で飛躍的に進歩している。この点では恩恵を受けているといってもよいだろう。ネットで調べれば用が済み、携帯電話やパソコンなども保有している学生も多い。

アマゾンや楽天で商品を注文すれば、数日程度で自宅に配達されるし、映画などのコンテンツについても、ネットでそのまま見ることもできるわけだ。さらに、レンタルDVDを利用すれば、数日のうちに自宅のポストに投函されるのである。最近では若者の映画館離れが顕著になってきているようだが、レンタルDVDやネットを利用すればすぐに見れるわけだから、それも当然のことなのかもしれない。

音楽業界においてもCDの売り上げが落ち込んでいるようだが、どの業界でも若者のライフスタイルの変化に対応することが求められているのである。